2011年11月28日月曜日

世界の宝物

最近晴彦は字に興味があるようだ。特に漢字。新しい漢字を知りたがる。

昨晩はお風呂で「世界の宝物」の漢字を訊いてきた。「物」は難しかったのでそれ以外はエアで教えた。エアでも理解できたようで、お風呂から上がった後、パンツもはかずにメモ帳に書いて練習していた。ただ、なぜこの字を書きたいかはわからなかった。

翌る日、仕事から帰宅後、その理由がわかった。白板をみると「世界の宝物」というタイトルがあり、その下に自分と菜月の宝物を箇条書きにしていた。

この内容も興味深い。

1 かぞく、じぶん
2 こいづかけ
3 ポケモン

1に自分をなかなかかけない。どうやら菜月にも自分が大切なんだということを伝えていたらしい。あと2番目。相当晴彦にとって大切なんだろう。晴彦の内面が見えるとてもおもしろい出来事だった。

2011年11月6日日曜日

ころころ走る女の子

3歳の菜月を走る姿を見るといつも思い出す風景がある。それは池袋サンシャインの噴水広場の前で遊ぶ女の子の姿である。

たぶん3歳ほどだと思ったその女の子はとても愛らしくはしゃいでいた。

当時4歳だった晴彦のそれとは違う。晴彦はもっと直線的にびゅーんといって、どかっとぶつかって、立ち止まったと思えばまたびゅーんを走り出す。

女の子はころころと走るんだなと直感的に思った。同時にこの菜月もこうなると思うととても楽しみになった。

いつのまにか菜月は3歳になっていた。あ、そうだと思って菜月をみると、ころころではく、ヒラヒラと走る。これはこれでいい。これが菜月。